メコンに沿って(16)

ラオスの仏像

博物館が道を挟んで二つ有る。
シーサケット博物館にはビエンチャンで最も古い伽藍が残る、





  



 



回廊は仏像で埋め尽くされている、2100個有るそうだ。
相棒は、
「出来が悪い」
と足早に廻る。
確かに、日本の仏像などに比べるとキメの細かい味合い深さには欠けるが、素朴で親しみ易い。

真向かいのホーパケオ博物館、14世紀に王室専用寺院として建てられたが、







19世紀初頭のタイ軍の遠征で破壊され、近年再建されたと言う。
大きな伽藍にクメール風の仏像が威風を糺す。
珍しい石の彫刻も並んでいる。
仏像に趣味のある人にとっては一見の価値がありそうだが。
一つ一つの仏像を丁寧に眺めている中老の日本人婦人に、慇懃に挨拶される。
始めお嬢さんと思った連れの若い女性はガイドだった。


ラオス美人

メコンの川岸の小さな屋台に座り込む、何時ものように焼魚のつまみにビールを飲んでいると、
オートバイに相乗りして来た若い女性が隣に坐った。





何となく打ち解けて、手振り身振りで話し込むが殆ど通じない。
ケラケラとあどけない、高校生らしい。
全く化粧気の無い小麦色の肌は艶々輝いている。
皆で写真を撮って、送って上げる約束をすると、ラオス語で住所を書いた。
何回も何回も振り返って手を振り、颯爽と風を切って帰って行った。

つづく



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